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 9.30リニア沿線住民集会とその後の経過

 去る9月30日、甲府でリニア計画に反対する沿線住民の交流集会が開かれ、東京、神奈川、山梨、長野、岐阜をは
じめ、沿線各地から多くのひとが集まった。当日は午前中に山梨県内のリニア実験線延伸工事現場を視察、昼過ぎに
集会の会場へと移った。午前の視察では予想を上回る約80名が参加、午後の交流集会では172名が集まる。台風が接
近する中での久々の反リニア集会であった。
 繰り返すまでもなく、リニア中央新幹線計画は、南アルプスの自然破壊、トンネル掘削にともなうさまざまな問題、そし
て膨大な電力消費、電磁波の被害などさまざまな懸念を抱え、指摘されてきたが、昨年5月、震災と原発事故で国民が
大きく動揺しているなか、この整備計画は半ば強引に決定された。そして、現在は環境アセスメントの手続きが進められ
ている。今回の集会にはこのアセスに意見書を提出した人も多く参加しているはずだ。
 午前中の現場視察では参加者からさまざまな声が上がったようだ。花鳥山展望台から見ると、トンネルを出たあとの
高架橋工事が想像以上に進んでいることがわかる。「これは実験線の延伸と言いつつ、事実上、営業線の工事ではな
いか?」、また「高架橋の真下に民家が立ち並ぶが、日照、騒音など住環境の問題は?」など、ため息と疑問の連続だったようだ。目の前の事実はすでに語っている。
 午後の集会では、まず、各県の現地からのレポート。「リニア新幹線を考える東京・神奈川連絡会」の天野捷一さん、
浅香きみ江さんから始まり、山梨から「みどり・山梨」の野沢今朝幸さん、石原英次さん、富士川町の田中真由美さん、
長野から「飯田リニアを考える会」の片桐晴夫さん、大鹿村の河本明代さん、岐阜からJR東海労の荻野隆一さんへと
レポートは続いた。それぞれの地域は、今後反対運動の象徴的な核となるかもしれない地域である。レポートを受けて
シンポジウムも行われ、報告者の天野さん、野沢さんに加え、岐阜・中津川から野田契子さん、長野・下伊那から地質
学の松島信幸さんら4人のパネラーと「リニア・市民ネット」代表の川村晃生さんの司会で、これからの取り組みの方向
性について意見を出し合った。

   甲府市男女共同参画センター
 
 南アの地質の脆さとトンネルの危険性について、また岐阜南部のウラン鉱床のことなど地質・自然にかかわる話から
工事による生活環境の侵害のことまで多岐にわたる話が続いた。そのなかで、今後の取り組みのヒントになりそうな話
として、山梨の工事現場のレポートが示唆に富むと思う。それは、具体的な運動はまだ成り立っていない、しかし。リニ
アは「夢の」と言われてきたが、工事が進んできたところでは、どんどんその夢が覚めてきて、逆に疑問の声が出てき
ている、という内容の話だった。湧水の枯渇、日照権、騒音、さまざまなことが目の前に現れてきたのである。「住民」な
らではの切実な疑問だ。
 さらにシンポジウムでは、今後の方向性として、すそ野を広げる運動のかたちと政治への働きかけ方に集中して意見
が出された。いつものことであるが、時間が押し迫り、議論までには至らなかったが、運動のかたちとしては、沿線団体
のネットワークを立ち上げること、その新たなネットワークを基盤に全国的な運動にしていきたい、その中で、政治への
働きかけを模索していく、というおおざっぱではあるが、今後の方向性が示され、確認された。最後に「リニア新幹線は
いらない」甲府アピールを採択して閉会、外は風雨がかなり強まっていたが、集会の会場は最後まで熱気に包まれて
いた。

その後のこと
 10月13日に東京、神奈川、山梨、長野、岐阜の4地域の代表が集まり、新しい組織名と当面の活動について話し合わ
れた。新組織名は「リニア新幹線沿線住民ネットワーク」。当面の活動は、統一行動として、署名活動と国会議員への
働きかけ、統一リーフレットを作成する、1月に新組織の立ち上げ集会を、脱原発運動と連携をとりながら、神奈川の相
模原でおこなう。各地域では、月一回の参加団体による何らかの活動をおこなう、などが決められた。そして、みどり・
山梨では新しい組織の立ち上げにあたり、県内での住民交流会などを考える方向。・・・・・さて、何といったらよいのか、
今までのリニア・市民ネットとどう違うのか?そして新組織との関係は?また、各地の住民団体と代表者会議?との関
係は緩いのか、強いのか・・・・・・今一つかたちのイメージが湧いてこないのだが。

ひとこと
 開発に反対する運動は、ようするに、資本の自由に対して、こちら側の自由=「生」を対峙させる運動だ。こちら側とは
資本の自由によって切り捨てられ、犠牲にされる者のことである。今日、世界中で反貧困の直接行動が起こっているが、そこにある対峙関係と基本的には同じ。そして、リニアも同じことが言えるはずだ。しかし、リニアについてはこの対峙がなかなか見えてこない。あるいは、見えてはいてもなかなか伝わらない。
 一方、開発に反対する運動には、自然保護、持続可能な社会、脱経済成長などさまざまな「知」による啓蒙的な立ち
位置もあるが、無視されるか、場合によっては反感すらもたれる。特に貧困層からだ。そもそもこれらの「知」は矛盾や
錯綜を抱えている。
 「リニア・市民ネット」の今までの活動も、そこでの「知」は極めて貴重なものであったし、今でもそうだ。しかし、運動が
社会に根を下ろしたとは言い難いし、ヘゲモニーをとる見せ場もなかった。とはいっても、まったく成果がなかったわけ
ではなく、2年間にわたる沿線シンポジウムの成果が今回の住民集会だと言える。
 これからのことであるが、運動の社会的基盤は資本の自由=暴力性に対峙する私の自由=「生}への欲求である。
この欲求は開発に反対する運動や反原発の運動だけではない。この欲求は社会のいたるところでさまざまなかたち
で現れている。この社会的基盤にどのように根を下ろすことが出来るのか、難問ではあるが、運動の今後はここにか
かっていると思う。自由への欲求でつながるのだ。その時、「知」のあり方みたいなものが改めて問われることになろう。
リニアにおけるこの欲求は未だ不確かであるが、今後建設工事が進むにつれ、一層自覚されてくるのではないか。
                                                                (赤荻記)
 

 
 シンポジウム・あなたの真下をリニアが通る~リニア中央新幹線は必要なの?

 4月21日の土曜日、神奈川県のか亜w先市でシンポジウム~「リニア中央新幹線は必要なの?」が開かれ
た。多くの川崎市民と共に、みどり・山梨からも8名が参加した。
 JR東海のリニア中央新幹線計画によると、そのルートは、東京の品川を出て神奈川県に入り、川崎や相模
原の地下400メートルをトンネルで西へ縦断することになっている。かつてない大規模工事で、地下水脈への
影響や立坑からの騒音、振動など健康への影響も懸念されるところだ。しかし、JR東海や行政からは相変わ
らず何も情報が出てこないようで、建設の着工が迫ってくるなか、川崎をはじめとする首都圏の住民の間でも
この計画を危ぶむ声が大きくなっている。今回のシンポ開催にはこのような背景がある。
 他方でリニアが孕む問題には、地域の住民や環境に対する影響とともに、巨額の工事費を必要とするおカネ
の問題、原発数基分といわれる電力消費の問題、電磁波の健康問題、超電導リニアの技術的な問題なども
指摘されている。シンポジウムは、住民の住民による問題意識から出発して、これらのさまざまな視角からリ
ニアの問題を可視化しようとする試みとなった。
 会場では、地元住民のなかに、一昨年来のリニアの沿線シンポで出会った顔馴染みの姿も多く見られ、参加
者は164名であった。

   

 講演では鉄道ジャーナリストの梅原淳さんとリニア・市民ネット代表の川村さんのお話を聞く。梅原さんのお話
は多岐にわたっていたが、その中で、技術的な問題として、リニアを動かす超電導磁石が実は未完成の技術で
実用化のめどが立っていないこと、また、大深度地下の工事は過去に経験がなく、騒音や地下水などの環境
への影響が心配であることを話され、計画の見通しの甘さを指摘していた。その上で、超電導リニアの開発は断
念され、現在の新幹線方式での建設に切り替えられるのではないかと推察している。一方、川村さんは文明論
的な視点からリニアをとらえる。スピードや効率を求める経済が人間不在の社会をつくる、その象徴がリニアだ
と説く。この経済が人に競争を強い、ストレスを生み、生を犠牲にする、さらにエネルギーの浪費をももたらすと
いうことを、夏目漱石や本川達雄、ミヒャエル・エンデの著作を引用しながら話された。
 講演のあと、パネルディスカッションに移った。パネラーは講演者の梅原さん、川村さん、リニア市民ネット事
務局懸樋哲夫さん、JR東海労書記長の小林さん、川崎市議の猪股美恵さんらの5人である。コーディネーター
は脱原発かわさき市民の天野捷一さんがつとめた。ディスカッションでは、講演者の二人のほか、懸樋さんか
らは車内で予想される強い電磁波のこと、小林さんからは会社経営陣の傲慢さや会社が主張するリニアの必
要性のおかしさ、猪股さんからはリニアの計画が地方の自治を無視して進められていることについいてそれぞ
れコメントがあり、質問が寄せられた。
 最後にシンポジウム・アピールが提案され、満場の拍手の中で採択された。
 川崎市は、戦前から多くの工場が稼働し、労働者の街として発展してきた歴史をもつ。日本の経済繁栄を下か
ら支えてきた街であるが、その反面、様々な公害に向き合わなければならなかった。その一つが工業用水のため
に過剰に地下水を採取、それによって大規模な地盤沈下が起こったことである。石油危機以降は収まりつつある
が、大深度地下のリニアのトンネル工事はひょっとするとまたこの問題を引き起こすことになりはしないか、こん
なことを考えながら会場をあとにした。 (赤荻記)



 シンポジウムin静岡~NO!浜岡NO!リニア

 リニア中央新幹線は膨大な電力を必要とする。東海道新幹線の3~5倍、原発5基分に相当するという試算もあ
るようだ。この膨大な電力の消費は原発を推進する立場と結びつく。どうもあやしい、リニアのプロジェクトは今後、
原発の推進と結びつくのではないか。前回の相模原に引き続き、今回の静岡でも、このことを強く意識した集会と
なった。会場は東静岡のグランシップ、参加者は約220名、集会は広瀬隆さんの特別講演から始まった。その後
パネルディスカッションへと移り、最後に、要請書と集会宣言が採択された。
 集会が開かれた静岡は一時停止中の浜岡原発を抱え、またリニア計画では長大なトンネルが県内の自然豊
かな大井川源流の真下を貫き、地下水脈の変化・枯渇や南アルプスの自然破壊が懸念されている。

◆特別講演  「浜岡原発再開のためのリニアに絶対反対する!!」  広瀬隆(ジャーナリスト・作家・市民活動家)
 
  

 広瀬さんは日本列島が地震の活動期に入っていること、福島原発の事故はまだ終わっていないこと、原発事故による深刻な食物汚染とこれからの健康被害のこと、リニアのプロジェクトが原発の増設を前提に進められてきたことなどを印象的に話された。他方で、期待される自然エネルギーについても、たとえばメガソーラーや風力発電は原発と同じで地方に犠牲を強いる構造を伴い、電力は足りている、その導入は慎重であるべきだとも付け加えて強調された。

◆パネルディスカッション
   司会   川村晃生(慶應大学教授 リニ・ア市民ネット代表)
   報告者  荻野晃也(電磁波環境研究所所長)
         橋山禮治郎(千葉商科大学大学院客員教授)
         松島信幸(地質学者 飯田リニアを考える会会員)
         広瀬隆(ジャーナリスト・作家・市民活動家)
         赤堀ひろ子(生活クラブ生活協同組合静岡 顧問)
      

 パネルディスカッションでは各氏から有意義なコメントがなされた。荻野さんはリニアの強い電磁波を懸念、、開示されたリニア・環境アセスメントの方法書には電磁波のことが記されていないことを指摘。橋山さんはリニアの事実が隠されている、リニアは夢で語るのではなく、まず事実を見よ、事実を知って判断すべきと強調。松島さんは南アの隆起を甘く見てはいけない、南アは山全体が脆い岩でできている、トンネルの保全は困難で巨大地震には耐えられないと説明。赤堀さんは浜岡原発について、県内自治体の動向を紹介、浜岡原発の再稼働を阻止する取り組みを改めて強調された。またディスカッションに先立ち、JR東海労から連帯のアピールと会社経営陣の原発推進の姿勢についてコメントがあった。

 一通りのコメント後、多数の質問が寄せられた。そのなかで、「脱原発の民意」が示されているにもかかわらず、なぜ、政府は無視あるいは軽視するのか、という質問にしばしのやりとりが続いた。やりとりを通じて、利害や利権の絡み合う構造が存在する、政策決定に中止のプロセスがない、最高裁=司法の立ち位置に問題がある、など多様な答えがパネラーや参加者から返されたが、最後に広瀬さんから、運動の継続にかかわる視点として、市民というよりも住民としての運動のあり方、つくり方がより大切という主旨のコメントがあった。市民と住民、この二つは似て非なる言葉である。
 今回のシンポの副題は「リニアの膨大な電力確保のために、浜岡原発再開なのか!」であった。このことについての議論の深まりはなかったが、この怪しいつながりはいずれはっきりとその姿を現してくるはずで、今回のシンポはその時のための第一歩となろう。
 閉会に先立ち、「浜岡原発永久停止要請書」および「集会宣言」が満場の拍手で採択された。フクシマ、原発、放射能、電磁波、南アルプスの自然破壊と話題に尽きないシンポでした。司会、パネラー、そして特別講演の広瀬さん、実行委員会の皆さま、お疲れさま。

◆過日のリニア中央新幹線建設計画に対するパブリックコメントでは約97%が計画反対の意見。なのに、計画を急いで進めている。





 
 
 緊急シンポジウム~「どうする原発?どうするリニア?」

 7月18日の祝日、神奈川の相模原で、緊急シンポジウムが開かれた。脱原発の世論が高まるなか、多大な電力
を必要とするリニアと原発との関連性を意識したシンポジウムである。参加者は235名、相模原市はリニアの中間
駅に予定されていて、地元からも多くの参加者が集まった。

◆特別講演   「今、原発・福島・リニアを考える」
          講師  荻野晃也  電磁波環境研究所所長 元京都大学工学部講師
◆パネルディスカッション
          司会  川村晃生   慶応大学教授  リニア・市民ネット代表
        報告者  橋山禮治郎  千葉商科大学大学院客員教授
               荻野晃也   電磁波環境研究所所長 元京都大学工学部講師
              赤堀ひろ子   生活クラブ生活協同組合・静岡 顧問
              野元好美    相模原市議会議員
「浜岡廃炉要望書」「集会宣言」採択




 荻野さんの講演は、自身の反原発運動との関わりや「原発の秘密主義」から始まり、電磁波のこと、中性子のこと、
そして放射能の健康被害へと話は進んだ。健康被害については「日本は放射能の影響についてルーズである」と
いい、「チェルノブイリでは癌以上に免疫不全がさまざまな形であらわれ、大きな問題となっている。今回の原発事
故でも癌のみから見過ぎている」との指摘。どの話も研究者としての詳細なデータが土台にあり、示唆に富む講演
であった。最後に、「これからの21世紀は縮小したかたちの優しい社会をめざす」という提言も。
 パネルディスカッションでも、それぞれの報告者から資料を基に貴重なレポートが相次いだ。
 橋山さんはリニア・市民ネット結成以来、沿線シンポジウム等で尽力された方で、『必要か、リニア新幹線』(岩波
書店)を著している。今回の報告は今までの経済性、技術性、環境という個別の問題点から、それらを土台にしつ
つ、より根源的で文明論的な視点に向かうお話であった。氏はリニアと原発を考える時の共通の視点として、「安全
な社会をどうつくっていくのか」、「文明論的な視点の大切さ」、「巨大技術のもつ問題点の共通性」を上げている。
 赤堀さんの報告は、生活クラブの浜岡原発への活動を振り返り、そのきっかけの話から始まった。そして、3.11
以降の生活クラブの脱原発への取り組みへと進んだ。そのなかで、自らをノイズィマイノリティ、うるさい少数派?と
位置づけているというお話も。なるほど、これは脱原発の活動に関係する多くの人が同様に意識してきたことなの
かもしれない。また報告の中で、多大な電力を消費するリニアは原発とともにいらない!には大いに頷く。
 野元さんからは、リニアをめぐる相模原市の状況と検討の視点について報告があった。氏は市会議員としての多
忙な活動にもかかわらず、この問題にも関心を寄せている方である。相模原市はリニアの中間駅に予定されてい
るが、その2200億円とされる駅の建設費に関わって、今後の検討の視点が話の中で示された。①どんどん厳しく
なっていく市の財政状況、②駅建設の負担についてはJR・国・地元の間で何のルールもない、③市民の意向把握
の必要性を上げ、特に①については資料を基に具体的な指摘でもあった。また、リニアによる地域活性化の不透明
性についても市民派の立ち位置からいくつかの疑問を投げかけていた。



 報告後、参加者からの質問が寄せられた。〇電磁波の影響、〇駅建設費の負担割合、〇浜岡をめぐる利権、
〇リニア乗降客の予想、〇住民投票の可否・可能性、〇原発の廃炉費用など・・・また、日本で緑の党を、もっと女性
の参加を、なども会場から投げかけられた。そして参加者の中から、上関原発反対運動の方、神奈川選出の山崎誠
衆院議員、JR東海労の方によるそれぞれの熱いメッセージや提言を頂いたことも記しておく。
 最後に司会の川村さんから、リニアの消費電力についての短いコメントあり。それは、検証しなければならない電
力予想のことである。大切なことは瞬時のピーク電力であり、この電力量が常時必要となるのだ。これがリニアの
必要とする電力量の正しい捉え方であり、国土交通省の答申で示された低い数値はこのピーク電力を指しておらず、
本当の電力量は明らかにされていない。おそらく原発を数基増設しなければリニアを動かすjことはできないであろう
と・・・・・・・
 閉会に先立ち、「浜岡廃炉要請書」と「集会宣言」が参加者の多大な拍手の中で採択された。

◆ 巨大な技術はその維持のために巨大なシステムを必要とする。そもそもにおいて、多大な電力を消費するリニ
アは、巨大な電力システムを前提としなければ成り立たないものである。原発はその巨大な電力システムのよい例で、
リニアと原発は深く結びつく。そして、今日の私たちはこの巨大な電力システムとつながるさまざまな社会システムに
依存して生活しているのだ。とすると、リニア、原発の向こう側に何を求めていったらよいのだろうか。それには科学
技術の問題だけではなく、システムのあり方、人の生き方、社会や経済のあり方などの問い直しも課題となってくるは
ずだ。今回のシンポには何かディープなテーマが潜んでいる。



◆ 今回のシンポでは、開始前の午前中に、会場近くのJR横浜線・橋本駅周辺で、シンポのチラシを関係者総出で配
った。もちろん、シンポへ足を運んでもらうことが第一の目的であったが、それよりも、何よりも、問題を知ってもらい
たい、メッセージを伝えたいとの思いがあってのことである。受け取ってもらえない、思いのほか受け取ってくれた・・・
悲喜交々の中での街宣だった。次回のシンポはどこだろう。



 




 
 レポート~リニアシンポジウム in名古屋
 
 コーディネーター  川村晃生(慶應大学教授  リニア・市民ネット代表)
  パネラー      橋山禮治郎(千葉商科大学大学院客員教授 アラバマ大学名誉教授)
             荻野晃也(電磁波環境研究所所長  元京都大学工学部講師)
             松島信幸(地質学者・伊那谷自然友の会常任委員)
             高原順哉(JR東海労働組合中央執行副委員長)

 3月27日(日)、名古屋のウィングあいちで、リニア中央新幹線を考えるシンポジウムが開かれた。今回は東京、山梨、長野、岐阜、愛知と続く沿線シンポジウムの最後ということもあって、地元市民のならず、首都圏からも多くの参加者が集まった。また、東北地方太平洋沖大地震を受け、福島第一原発の事故について緊急講演がパネラーのひとりである荻野晃也氏からなされた。氏は、電磁波問題のみならず、1970年代より原発推進に警笛を鳴らし続けてきた研究者でもある。地震・津波と原発との関係、福島第一原発の現状と今後の問題点などについて話が進み、多くの質問が参加者の中から発せられた。

 緊急講演の後、本題のシンポに入った。シンポはコーディネーター役の川村晃生氏と橋山禮治郎氏、荻野晃也氏、松島信幸氏、高原順哉氏の4人のパネラーの間で進行した。各氏、今回の沿線シンポで尽力された方々である。

 橋山氏はリニアと在来線との非ネットワーク性、そして経済性などの視点から、改めて、リニア推進の目的と可能性に疑義を投げかけた。荻野氏は電磁波の健康問題の説明の後、リニアの電磁波の数値が公開されず、隠されている現状を憂い、これは原発事故における情報隠匿と同じ構造であるとも指摘した。松島氏は活断層、トンネル発掘の廃土、水源の枯渇など多岐にわたる話を通じて、南アルプスで予定されるリニアトンネルの地質上の危険性、問題点を指摘した。その中で、南アはフィリッピン海プレートの日本列島への沈み込みの最先端に位置し、二つのプレートの境界にあって、崩れた岩盤のごみ溜めのような地質になっている、という説明もあり、改めて南アの地質的な脆さを意識させられる話でもあった。高原氏は労働組合の立場からリニアを推進するJR東海の経営上の問題点を指摘したが、その中で、技術性、経済性など様々なことに対する経営者側の説明責任の問題に触れ、その経営姿勢に強く疑問を投げかけた。

 参加者とパネラーの質疑応答のあと、最後に集会宣言を参加者一同で了承した。宣言ではリニアと原発との関係性に言及し、福島原発の事故に際しての緊急の要求として宣言された。リニアは原発とともに巨大な科学技術であるが、安全神話や経済的なはたんなど双方がかかえる問題の共通性が宣言を通じて確認された。
 以下は、その宣言文です。

「リニア中央新幹線と浜岡原発運転の中止を求める集会宣言―福島原発の事故に際して緊急に宣言する



レポート~リニア学習会、飯田で開催
 
  2月27日(日)、「飯田リニアを考える会」(片桐晴夫代表)が主催する学習会が開かれ、約150名が参加した。はじめにリニア・市民ネット代表で慶応大学教授川村晃生氏が、「リニアの原罪ー速いことは良いことか」と題する講演を行い、急速に進展する文明の極地にリニアを位置付け、速くなることによる負の側面を、夏目漱石などの文学者を引きながら詳しく論じた。そして文明の発展をベースにした経済成長のもたらすマイナス面を、人間の幸福や自然環境の破壊という観点から述べた。 
 次に地質学者の松島信幸氏が、トンネル開口部にあたる大鹿村一帯の地盤の脆さを指摘し、雨による土砂崩れへの懸念を示したあと、赤石山脈一帯には中央構造線をはじめとしたたくさんの断層帯があり、トンネルを開けることが技術的には可能であっても、常に危険性を抱えていること、また廃土の処理による別の自然破壊が発生することなどを警告した。
 質疑も活発に行われ、電磁波の危険性やJR東海の経営状況を危惧する声などが相次いだ。


  

                                        2.27 飯田市 丸山公民館




■レポート~ 中津川市でリニアシンポジウムを開催、142名が集まる

 2月6日、岐阜県中津川市のにぎわいプラザで、リニア中央新幹線をめぐってシンポジウムが開かれた。発言者は、橋山禮治郎氏(千葉商大大学院客員教授)、荻野晃也氏((電磁波環境研究所長)、中川鮮氏(前中津川市長)、高原順哉氏((JR東海労働組合中央執行副委員長)の4名で、コーディネーターは川村晃生氏(リニア市民ネット代表)が勉めた。橋山氏はリニアという大規模事業が目的と方法において正しいかどうか、正しくなければ必ず失敗する、そのためには現在の検証では不十分であるとして、事業遂行の危険性をして指摘、荻野氏はリニアから発生する電磁波の強さが想像以上のものであり、シールドによってどの程度軽減されるか、そのデータすら不明であると、電磁波の危険性を指摘した。また、高原氏は労働組合という立場から、リニアの開業がJR東海の経営を圧迫する可能性が高いとし、JR東海がほとんど情報を出して議論する姿勢を示さないことに不満を募らせた。
 中川氏は、市長時代は立場上リニアを推進する側に立たざる負えなかったことを述べた上で、飯田に駅ができるのであれば、直近の中津川に駅はできないし、不要であるとし、リニアによって中津川が発展するとは考えられず、身近な林業や農業によって町おこしをする方がよいことを主張した。
 会場からは、エネルギー需要量や電磁波といった技術上の問題や、ルート周辺には希少植物があるという環境上の問題が指摘され、3時間を超えるシンポジウムは白熱した議論が展開された。

 
 
                                          2.6中津川市 にぎわいプラザ

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■レポート~ 1.27リニア中央新幹線を考える集い」~参議院議員会館
 
 1月27日の木曜日、参議院議員会館において「リニア中央新幹線を考える集い」が開かれた。みどり・山梨からは6名の会員が参加したが、広い101会議室はほぼ満席であった。 
 今回の集会は、交通政策審議会のリニア中央新幹線「中間とりまとめ」を受け、国会議員をはじめとする国政に関わる方々の参加を期待したものであった。しかし、国会が始まったばかりということもあり、議員ではなく秘書の方の出席が多かったようである。
 集会は、川村晃生氏(慶應大学教授、リニア・市民ネット代表)と橋山禮治郎氏(千葉商科大学大学院客員教授、アラバマ大学名誉教授)の対談によって進行した。「中間とりまとめ」に対す評価、問題点の指摘から始まり、リニア中央新幹線整備計画がかかえるさまざまな問題、例えば建設や経営についての「経済性」、在来線・新幹線との「ネットワーク性」、南アルプスの自然破壊や過剰なエネルギー消費など「環境とのバランス」の問題へと幅広い内容に踏み込んだ対談であった。
 交通政策審議会によって答申された「中間とりまとめ」はリニア中央新幹線整備の今後の方向性を示すためのものであるが、対談の中で川村は、その内容がリニアの負の部分への言及がなく、また示された方向性についても具体性が無い、現実を見ていないことなどを鋭く指摘した。他方で橋山は、公共性、公益性が高い鉄道事業の中で、リニア・プロジェクトは多くの深刻な問題を抱えており、冷静な事前評価、国民への十分な説明と合意形成の必要性、政府と国会に対しては百年の計に立った政策的判断が絶対に必要だということも強調された。また、橋山はリニアの技術的優位性(スピードなど)が崩れつつあることも対談の中で示唆した。
 対談後は対談者と参加者との間の質疑応答に移る。中には今後の運動のあり方について考えさせられる質問もあった。私たちの運動はローカルな場で、政治の場でどのような関係性をつくることができるのだろうか。
 とりあえずとは言え、今回の院内集会の取り組みが今後の政治の場での議論のきっかけになることを、集会を計画した実行委員会をはじめとする参加者の誰もが求めているということは一言付しておきたい。


<注記> ♢ 交通政策審議会の中央新幹線小委員会「中間とりまとめ」は国土交通省のwebサイトで閲覧可
        能。
     ♢ 橋山禮治郎氏『必要か、リニア新幹線』 岩波書店 2月3日発売(1785円) 是非お読みください。


         1.27院内集会

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レポート~ 11.7飯田市で初のリニア学習会開催               
                                               
 11月7日(日)、長野県飯田市で初のリニア学習会が開かれ、約150名が参加、盛況を呈した。講師は橋山禮治郎氏(千葉商大大学院客員教授)、荻野晃也氏(元京都大学講師)、川村晃生(慶応大学教授)の三名。まず、橋山氏がリニアは決して快適なり物ではないこと、他の交通のネットワーク性に欠けること、経済的に見合わないことなどを指摘した上で、長野県民が利用する可能性はかなり少ないことを論じた。次に、荻野氏が、電磁波の一般論をおさらいした上で、電磁波の与える健康被害として、男性の精子の減少、女性に流産などの増加、脳への影響など具体的に指摘し、また、リニアの電磁波の安全性について、電磁波が安全と言えるのは0,1ミリガウス以下と考えるが、リニアは車両の電磁波を1000ミリガウスにすることすら難しいのではないか、早くデータを公開してほしいと述べた。また川村は、高速輸送ができれば地方が衰退することを群馬県の温泉地や長岡の例を引いて説明、現状の人口を維持している飯田市もリニアができれば人口が流失していく可能性があることを示唆した。また高速鉄道に限らず、文明の発達が必ずしも人間を幸福にはしないことを夏目漱石や本川達雄の議論を引用しながら述べた。
 休憩ののち、フロアーとの質疑応答に移った。三十前後の質問が寄せられたが、電磁波の学習が初めてだったとのことで、電波への不安が少なからず見られ、また経済性や環境への視点から否定的な意見が目立った。 
                                                           (文責 川村晃生)


■レポート~ 9.26 シンポジウム みんなで話そう 「リニアは必要か?」
 
 9月26日(日)、甲府市の男女共同参画推進センターぴゅあ総合で、リニア・市民ネット山梨の主催による、シンポジウム「リニアは必要か」が開かれた。
 シンポジウムに先立つ橋山禮治郎氏(千葉商科大学大学院客員教授)と川村晃生(リニア・市民ネット代表)との対談では、主に経済面からの検討がなされ、建設費5.1兆円の妥当性やリニア中央新幹線の経営上の収支問題が話し合われたが、いずれも不安な部分が多いことが明らかになった。とくに橋山氏は、債務の金利およそ4000億円や固定資産税が建設費の中に含まれているのかどうか疑問視されている。

 シンポジウムに入っての各発言者の内容は以下のとおりである。
○椎名慎太郎氏(山梨学院大学名誉教授)
 建設費5.1兆円は過少で、開発事業は始めてしまったらやめられないことを覚悟しなければならない。リニア中央新幹線は東海道新幹線の東海道ベルト地帯と違って、人口が少なすぎる(つまり需要が見込めない)。山梨は1時間に一本停車する程度で、甲府市南部の新駅という立地条件も悪すぎる。また、中央線の方が間引かれる可能性がある。南アルプスの自然破壊でも、残土、水脈、断層などの問題があり、国立公園の核心部分で法律上手をつけてはいけないところだ。
○舩木上次氏(「萌木の村」社長)
 山梨に駅はいらない。リーダーがリニアをどう使うのか描けていないし、新幹線や高速道路は終着駅以外は恩恵に欲さない(例外として掛川くらい)。山梨でリニアをうまく使いこなせないと、他人が入ってくる。清里もこれと同じで、地元の人がやっていけるわけではない。人間にとって幸せとは何かを考えないといけない。清里でも、開拓時代のように少し貧しくても夢をもって働いていた時代がいいのだ。ニュージーランドやコスタリカのように、小さな国でいいという哲学を持たなければだめだ。山梨の哲学においてリニアが必要かどうかを考えなければいけない。
○清水絹代氏(都留市議会議員)
 トンネルや大深度地下で、乗っても何の楽しみもないリニアを、夢の超特急としてパンフレットを作成し、当時の市長は諸手をあげて推進し、着工に向かっている。せまい日本、そんなに急いでどこへ行く、と思うのだが。5,6年前、試乗したことがあるがトンネルばかりで何ということもなかった。
 90年11月に実験線に着工して以来、大月市の簡易水道の枯渇や都留市の井戸枯れが目立った。また騒音問題としては、トンネルに入る時のどーんという風圧の音が公害として発生した。住民は電磁波が安全なら仕方がないという感じで、住民の中では話題にはなっていない。また、周辺自治体や自治会役員が一緒になって枝線の建設を要望する委員会というものを作っている。リニアの支線として河口湖のほうに引っ張ろうというものだ。地域振興には何の役にも立たず、見学センターにしても年間の収益が50万円にすぎないし、これも将来どうなるか分からない。

 これらの議論を受けて、橋山氏は次のように述べられた。
 リニアに対してこうした意見を聞いて心強い。リニアはただ速いというだけで、安全性や経済性が無視されている。本当に速いほうがいいと思っている人がどれだけいるのか。世の中にとって、リニアはマイナスではないか。スイスの57kmのトンネルも国民投票によって決められている。情報公開の上、山梨県民がどう考えるか、それによって決めるべきだ。強力な電磁波を発生させ、他の路線に入らないという交通ネットワーク上の問題点を持っている。

 以上のような違憲や議論のあとに、長野の方から「国交省の技術評価委員会が1時間で一万人を運ぶと言っているが、不可能な話だ」、また山梨の方から「エネルギー的には原発3~5基分が必要。環境より経済といった考え方が強いのでは」といった意見が出た。かた、飯田の方から「駅の設置のためカンパが始まっている」という情報もあった。なおJR東海労からも発言があり、リニアはJR東海の経営基盤を危うくするもので、リニア・市民ネットワークと連携しながら何としても中止させたいとの意見が示された。

 最後に橋山氏が、「リニアは世界でも見向きもされていない技術であり、高速というだけの利点で成功した例はない(コンコルド、スーパーライナー、トランスラピッド号)また、リニアは長距離でないとだめという自己矛盾を抱えている」と述べられた。
 総じてリニア中央新幹線構想の無理が、ますます百日のもとにさらけ出されていると感じた。
                                                            (文責 川村晃生)

(なお、9月27日付の山梨日日新聞と9月28日付けの朝日新聞に当日の様子を紹介する記事が掲載されています)

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レポート~「リニア実験線ツアー」

  8月8日(日)、リニア・市民ネット山梨が主催する「リニア実験線ツアー」が行なわれ、山梨のほか東京、神奈川、千葉、長野の各地から、またJR東海労からも参加があり、総勢43名となった。最初に都留市のリニア見学センターを視察。プラス面ばかりが強調され、マイナス面には全く触れられないような展示で」あったが、ここに子供連れの家族が来てばら色の夢を見て還っていくという構図が読み取れ、暗澹とした。なお、この日は休日のため、リニアは走行試験をしていなかった。
 次に上黒駒トンネル掘削現場と竹居高架橋工事現場(昼食)を見学、知らないうちに工事がどんどん進んでいることが実感された。続いて境川の残土処理の状況をバスの中から見て早川町へ向かった。南アルプス掘削現場は、昨年見た長野県の大鹿村釜沢の試掘口とは全く異なって、本格的な掘削をしており、自然破壊がすでに始まっていると言っていい。現場は高い塀で囲われているため、上の道路から眺めるにとどまったが、これで実際にトンネルの掘削が始まったら、自然破壊のみならず、騒音やダンプによる迷惑、残土の処理などでさまざまな影響がでるものと思われる。

  
       竹居高架橋を見下ろす高台で                     上黒駒トンネル掘削現場

 帰りのバスの中で、参加者が全員感想を述べ合ったが、工事の進捗を実感したこと、自然破壊への怒り、経済性その他からのリニアの不必要などが論じられ、一般参加の方も、リニアについての批判的な認識をあらたにしたということであった。17時30分頃、甲府駅にて散会。
 なお、リニア・市民ネットの次の活動は山梨県甲府市でのシンポジウムの開催で、次のとおりです。


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レポートシンポジウム「リニア中央新幹線は必要か?」に参加して

  シンポジウムには約180名が参加、リニアについてのさまざまな観点からの発言に熱心に聞き入り、充実した
 討論が行われました。まず最初に、法政大学教授五十嵐敬喜氏が「公共事業は変るか」と題して講演。公共事業
 の現状とこれからのあり方についてさまざまな指摘があり、リニア問題を考える上で大いに参考になりました。
 その後、シンポジウムに移り、リニアの経済性、安全性(電磁波)、自然破壊、地域への影響などについて6名の
 報告者から報告があり、活発な質疑応答が行われました。終了後、集会宣言を提案し、リニア問題を国民的な議
 論のなかで方向性を決めていくべきこと、また、リニアの抱える本質的な問題をいっそう鮮明にし、拙速な推進に
 歯止めをかけることなどが宣言されました。シンポジウムは内容的に充実していただけでなく、交流も新しく生まれ、
 今後の取り組みに繋がる大いに意義のあるものでした。

                     ~「みどり・山梨」の機関紙みんなのみどり9号に詳細なレポートを掲載

シンポジウム 「リニア中央新幹線は必要か?」


 基調講演 「公共事業の転換期を迎えて」  五十嵐敬喜 法政大学教授・弁護士

 コーディネーター    川村晃生   慶応大学教授(環境人文学)

 パネラー         荻野晃也   電磁波環境研究所所長 元京都大学工学部講師

               橋山禮治郎  明星大学教授(政策学)

               鈴木富雄   JR東海労働組合中央執行委員長

               松島信幸   環境団体「伊那谷自然友の会」

               サイモン・ピゴット   長野県大鹿村住民・自治会長

               野沢今朝幸   山梨県笛吹市市議会議員

 とき 3月28日(日) 13時より 開場12時30分   参加費 500円

 ところ 北トピア 飛鳥ホール(JR京浜東北線王子駅下車2分) : 03-5390-1100

 主催 リニア・市民ネット

 賛同団体 ガウスネット/全国自然保護連合/みどり・山梨/JR東海労働組合/青い空の会
        日本消費者連盟                     賛同団体募集中 : 一口1000円

 連絡先  400-0014 山梨県甲府市古府中町984-2  Tel 055-252-0288(川村晃生)
          207-0016 東京都東大和市仲原3-10-1 C-201 Tel 042-565-7478(懸樋哲夫)
                                  
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■ レポート 4.21シンポジウム・あなたの真下をリニアが通る
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■ レポート 10.23 シンポジウムin静岡~NO!浜岡NO!リニア
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  〇集会宣言
■ レポート 7.18 緊急シンポジウム~「どうする原発?どうするリニア?」
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■ レポート 2.27 リニア学習会、飯田で開催
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■ レポート 11.7 飯田市で初のリニア学習会開催
■ レポート 9.26 シンポジウム みんなで話そう 「リニアは必要か?」 
■ レポート 8.8 「 リニア実験線ツアー」
■ レポート 3.28 シンポジウム「リニア中央新幹線は必要か」 
■ 案内  3.28 シンポジウム「リニア中央新幹線は必要か」 

パネルディスカッションのパネラーと
コーディネーター

川崎市総合自治会館