みどり・山梨のメンバー5名が明野産廃処分場を見学

 11月3日の午後、みどり・山梨のメンバー5名が、遮水シートの破損による水質汚染を
起こしている明野産廃処分場を見学し、実態を把握した。案内してくれたのは、同処分場
問題対策協議会代表でみどいr・山梨のメンバーでもある篠原さんら4名。
 見学したのは処分場のモニタリング観測井戸や異常値を示した地点で、現場でアスベ
スト搬入時の模様や、地下水の流れる方向などにつき説明を受けた。地下水の汚染や
アスベストの飛散などの状況を聞くにつけ、住民の不安はいかばかりと思われるが、いず
れそれらが明野町のみにとどまるものでなくなることは火を見るより明らかである。
 また、この件に関し、県や事業団が住民に対して説明会を行なわないのは、余にも横暴
で、県と住民との間で交わされた公害防止協定にも違反するものである。
 県は多くの住民の反対を押し切って、この処分場を建設したのであるから、特段の説明
責任を果さねばならないはずであるが、知事も住民と会おうとしないし、環境整備課も面談
して説明しないのは、あまりにも住民を無視したものである。このようなことはヨーロッパの
政治では考えられないことで、山梨県政の非民主主義的な態度がよく示されている。なお、
12月18日(土)に、明野町総合庁舎でこの問題を考える集会が開かれる予定である。
                                         (文責 川村晃生)